みなさん、こんにちは!ともやです!
海外旅行中での移動手段。タクシー、電車、バスなど様々ありますが、レンタカーという手段もあります。
しかし、海外で運転するには必要なものがあります。
それは、国際運転免許証です!
そこで今回は、国際運転免許証について解説していきます。
海外旅行でレンタカー利用!国際免許をとりに行こう!!

海外旅行では、限られた時間で観光地などへアクセスしなければならないので、移動手段の確保は欠かせません。
都会などでは、バスや電車が常に走っているので移動手段に困ることはありませんが、田舎の方へ行くと本数がめっきり減ってしまいます。
タクシーを使うにしても、長距離になると高額...(~~;)
そんなときに便利な移動手段がレンタカーです。
レンタカーのメリット・デメリット
海外旅行でレンタカーを利用する上でのメリット・デメリットを説明していきます。
メリット
- 時間に縛られない。
- 長距離の移動に向いている。
- 柔軟な移動が可能。
- ワイワイ話しながら移動できる。
時間に縛られず柔軟に行動できるというのが、レンタカーの大きなメリットだと言えますよね。
また、車内でワイワイ話しても周りに迷惑かけることもありません(^^)
長距離移動の時に、色々な場所に立ち寄りながら旅をできるのも、とても楽しいです!
デメリット
- 駐車場が必要。
- 渋滞に巻き込まれる可能性がある。
- 現地の交通ルールの確認が必要。
- 左ハンドル、右車線運転。
デメリットとしては、駐車場を探さなければならないということと、渋滞に巻き込まれる可能性があります。
大都会での運転はストレスが溜まるので、オススメしません。
また、日本とは車線が反対の国が多く、ハンドルも左ハンドルが多いので最初は戸惑います。
国際運転免許証を発行して海外旅行で運転する

では、海外でレンタカーを運転するために絶対に必要なのが国際運転免許証なのですが、どうやって入手すればいいのかを解説していきます。
国際運転免許証とは?
国際運転免許証とは、日本国外で運転するために必要な道路交通に関する条約 (Convention on Road Traffic) に基づいて発行されるものです。
所有する運転免許証を国外にて証明するものとして機能しており、条約締結国間相互において有効となります。
日本はジュネーヴ条約に加盟しており、ジュネーヴ条約に加盟している諸外国に限り運転するすることが許可されます。
ですので、海外どこでも運転が可能になるということではありません。
日本が加盟しているジュネーブ条約による国際免許証は紙製の冊子形式であり、ジュネーブ条約によって色や大きさ等の様式が定められているものの、発行国によって様々な色や大きさで発行されています。
国際運転免許証の発行方法
住所地の公安委員会が管轄する運転免許センターや、住所地を管轄する警察署(一部は不可。詳しくは住所地の免許センターへ)に赴いて申請します。
免許センターの場合即日交付、警察署の場合後日交付の場合があります。
申請時に必要なものは以下の通りです。
- 国外運転免許証交付申請書(申請用紙は窓口に用意してある)
- 運転免許証(免許の種類が、大型特殊・小型特殊・原付・仮免許(大型・中型・準中型・普通)のみの場合は、申請不可。)
- 海外への渡航を証明する書類(パスポート、船員手帳、航空券など)
- 証明写真1枚(縦5cm×横4cm)
- 国外運転免許証交付手数料(2,350円)
日本国内の運転免許証の有効期間が1年未満の場合で、渡航時に無効となる場合は、理由書を添えて運転免許証の早期更新を受ける必要があります。その場合、次回有効期限が1年短縮されます。
国際運転免許証の有効期限
国際運転免許証の有効期間は発給日当日から起算して1年間です。
更新制度はなく、有効期限を延長したい場合は現在の免許証を返納した上で新規発給の申請となります(発給日起算のため、現免許から1年の延長とはならない)。
また、有効期限が切れていても、再度申請する場合には旧免許を返納しないと交付されない場合があります。
国際運転免許証で運転できる車両
※スマホの場合は横スクロールができます。
| 種類 | 運転することができる車両 | 必要な日本の免許 |
|---|---|---|
| A | 二輪の自動車(側車付きのものを含む。)、身体障害者用車両及び空車状態における重量が400kg(900ポンド)をこえない三輪の自動車 | 大型自動二輪免許(AT限定含む) 普通自動二輪免許(AT限定・小型限定・AT小型限定含む) |
| B | 乗用に供され、運転者席のほかに8人分をこえない座席を有する自動車又は貨物運送の用に供され、許容最大重量が3,500kg(7,700ポンド)をこえない自動車。この種類の自動車には、軽量の被牽引車を連結することができる。 | 第一種 大型自動車・中型自動車(8t限定・AT8t限定含む)・準中型自動車(5t限定・AT5t限定含む)・普通自動車免許(AT限定含む) 第二種 大型自動車・中型自動車(8t限定・AT8t限定含む)・普通自動車免許(AT限定含む) |
| C | 貨物運用の用に供され、許容最大重量が3,500kg(7,700ポンド)をこえる自動車。この種類の自動車には、軽量の被牽引車を連結することができる。 | 第一種 大型自動車・限定無し中型自動車免許・限定無し準中型自動車免許 第二種 大型自動車・限定無し中型自動車免許 |
| D | 乗用に供され、運転者のほかに8人分をこえる座席を有する自動車。この種類の自動車には、軽量の被牽引車を連結することができる。 | 第一種 大型自動車・限定無し中型自動車免許・限定無し準中型自動車免許 第二種 大型自動車・限定無し中型自動車免許 |
| E | 運転者が免許を受けたB、C又はDの自動車に軽量の被牽引車以外の被牽引車を連結した車両 | 第一種 牽引免許 第二種 牽引免許 |
国外運転免許証が有効な国(ジュネーブ条約締約国一覧)
ー2019年3月11日時点ー
| アジア州 | フィリピン |
|---|---|
| インド | |
| タイ | |
| バングラデシュ | |
| マレーシア | |
| シンガポール | |
| スリランカ | |
| カンボジア | |
| ラオス人民共和国 | |
| 大韓民国 | |
| 中近東 | トルコ |
| イスラエル | |
| シリア | |
| キプロス | |
| ヨルダン | |
| レバノン | |
| アラブ首長国連邦 | |
| アフリカ州 | 南アフリカ |
| 中央アフリカ共和国 | |
| エジプト | |
| ガーナ | |
| アルジェリア | |
| モロッコ | |
| ボツワナ | |
| コンゴ民主共和国 | |
| コンゴ | |
| ベナン | |
| コートジボワール | |
| レソト | |
| マダガスカル | |
| マラウイ | |
| マリ | |
| ニジェール | |
| ルワンダ | |
| セネガル | |
| シエラ・レオネ | |
| トーゴ | |
| チュニジア | |
| ウガンダ | |
| ジンバブエ | |
| ナミビア | |
| ブルキナファソ | |
| ナイジェリア | |
| ヨーロッパ州 | 英国 |
| ギリシャ | |
| ノルウェー | |
| デンマーク | |
| スウェーデン | |
| オランダ | |
| フランス | |
| イタリア | |
| ロシア連邦 | |
| セルビア | |
| モンテネグロ | |
| スペイン王国 | |
| フィンランド | |
| ポルトガル | |
| オーストリア | |
| ベルギー | |
| ポーランド | |
| アイルランド | |
| ハンガリー | |
| ルーマニア | |
| アイスランド | |
| ブルガリア | |
| マルタ | |
| アルバニア | |
| ルクセンブルク | |
| モナコ | |
| サンマリノ | |
| バチカン | |
| キルギス | |
| ジョージア | |
| チェコ共和国 | |
| スロバキア | |
| スロベニア | |
| リトアニア | |
| アメリカ州 | アメリカ合衆国 |
| カナダ | |
| ペルー | |
| キューバ | |
| エクアドル | |
| アルゼンチン | |
| チリ | |
| パラグアイ | |
| バルバドス | |
| ドミニカ共和国 | |
| グアテマラ | |
| ハイチ | |
| トリニダード・トバゴ | |
| ベネズエラ | |
| ジャマイカ | |
| オセアニア州 | ニュージーランド |
| フィジー | |
| オーストラリア | |
| パプアニューギニア | |
| 特別行政区等 | 香港 |
| マカオ | |
| フランスの海外領土(フランス領ポリネシア等) | |
| アルバ | |
| キュラソー島 | |
| シント・マールテン | |
| ケイマン諸島 | |
| マン島 | |
| ガーンジー | |
| ジャージー | |
| ジブラルタル | |
| アメリカ合衆国の海外領土(グアム、プエルトリコ等) |
国外運転免許証で海外において運転する場合、上記ジュネーブ条約締約国以外の国にあっても、短期旅行者等に対し国外運転免許証を有効とするところがあります。
渡航する大使館等で確認してください。
ただし、有効とするところであっても、一部には制度が浸透していない場合がありますのでご注意ください。
まとめ
海外で運転ができるようになる国際運転免許証について説明してきましたが、発行自体はとても簡単です。
しかし、海外においても交通ルールがありますし、アメリカ合衆国に至っては州ごとにルールが違います。
もし、海外で運転されるときは、必ず事前に現地の交通ルールを確認して、違反や事故のないように運転されてください(^^)